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AMD Ryzen 7 9850X3Dの温度を下げつつパフォーマンスを向上させる豆知識

Motherboards

AMDは最近、新しいRyzen 7 9850X3Dプロセッサを発表しました。パフォーマンス以外にも、ユーザーにとってCPUの電圧と温度の管理は関心のあるトピックの一つです。このガイドでは、パフォーマンスを犠牲にすることなくCPU電圧と温度を下げる方法、さらにはパフォーマンス向上を実現する方法について説明します。

以前、AMD Curve OptimizerをRyzen 9 9950X3Dのコア温度低下に活用する方法をご紹介しました。同じ方法はRyzen 7 9850X3Dにも適用できます。ユーザーは最適な設定を見つけることで、パフォーマンスを向上させながら温度を下げることが可能です。詳細については、こちらの記事をご参照ください。

Curve Optimizerによる電圧・温度の低減

テスト結果によると、Curve Optimizerを-20および-30に設定することで、Ryzen 7 9850X3DのCPU温度をそれぞれ約2.6°Cおよび5.3°C低下させることができます。同時に、Cinebench R23のパフォーマンスも約2.5〜3%向上します。

注意:電圧を下げすぎるとシステムが不安定になる場合があります。設定は少しずつ調整し、段階的に安定性を確認することをお勧めします。

注意:CPUオーバークロック設定は保証の適応外となりますので、ご了承の上ご利用ください。

Lowering Voltage and Temperature with Curve Optimizer

Curve Optimizer helps reduce CPU core voltage and temperature
▲ Curve OptimizerはCPUコアの電圧と温度の低減に役立ちます。

MSI PBO Enhanced mode — Ryzen 7 9850X3Dのパフォーマンスをさらに向上

Curve Optimizerによる電圧・温度の低減に加えて、より高いパフォーマンスを求めるユーザーは、PBO(Precision Boost Overdrive)、CPU Boost Clock Override、PBO Scalerなどの設定を調整することで、電力制限を解放しブースト周波数を向上させることができます。

PBO制限の調整

PPT(パッケージ電力トラッキング)、TDC(熱設計電流)、EDC(電気設計電流)などCPUの電力・電流制限を引き上げるPBO設定を変更することで、パフォーマンスの可能性を最大限に引き出すことができます。

CPU Boost Clock Override

CPU Boost Clock Overrideは、CPUの最大周波数上限を引き上げます。調整は25 MHz単位で行われ、最大+200 MHzまでサポートしています。ただし、CPUが常に最大周波数で動作するわけではありません。AMD Precision Boostアルゴリズムは、CPUの温度・電力・電流・負荷をリアルタイムで監視し、条件が許す限り最高速度に達するよう動的に周波数を調整します。

PBO Scaler

PBO Scalerは、AMDシリコン健全性管理をオーバーライドすることで、CPU負荷時により高い持続周波数を実現する可能性があります。1Xから10Xまでの設定が可能で、デフォルトは1Xです。

PBO Scalar and CPU Boost Clock Override can also help improve performance.
▲ PBO ScalerとCPU Boost Clock Overrideもパフォーマンス向上に役立ちます。

MSI Click BIOS Xによるワンクリック最適化

手動チューニングに不慣れなユーザー向けに、MSI Click BIOS XにはPBO Enhanced mode機能が搭載されています。この機能には2種類のプリセットプロファイルが用意されており、ワンクリックでパフォーマンスを向上させることができます。

テスト結果によると、PBO Enhanced mode Boostを有効にすることで、CPU温度を効果的に管理しながら、約2〜3%のパフォーマンス向上が得られます。

One-Click Optimization with MSI Click BIOS X

PBO Enhanced Mode Boost provides two profiles, allowing users to select a stable setting based on their CPU quality.
▲ PBO Enhanced mode Boostは2つのプロファイルを提供しており、ユーザーはCPU個体の品質に応じて最適なプロファイルを選択できます。

注意事項:

  • CPUのパフォーマンスおよび温度は、システムおよびハードウェア構成によって異なる場合があります。
  • パフォーマンスの向上幅は、システムおよびハードウェア構成によって異なる場合があります。

テスト環境:

  • CPU:AMD Ryzen 7 9850X3D
  • マザーボード:MSI B850MPOWER
  • メモリ:Kingston FURY Beast DDR5 16GB ×2
  • グラフィックスカード:MSI GeForce RTX 5090 32G VANGUARD SOC
  • CPUクーラー:MSI MPG CORELIQUID P13 360
  • 電源ユニット:MSI MEG Ai1300P PCIE5
  • オペレーティングシステム:Microsoft Windows 11 25H2

MSI X870E / X870 / B850 / B840シリーズマザーボード:
https://jp.msi.com/Landing/amd-am5-x870e-x870-b850-b840-ryzen-9000-x3d-best-ai-gaming-motherboard

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