QD-OLEDとは?液晶との違いは?
Monitors
2022年以降、MSIモニタは新世代に移行を始め、2023年はモニターに新しいパネル技術がたくさん適用されました。特に注目を集めたのは、QD-OLEDです。
QD-OLEDはなぜ人々を魅了するのか?
QD-OLEDとは有機ELの利点を受け継ぎながら、さらに改良を加えた有機ELの一種です。
1. 画質の向上
2. 応答速度とゲーム性能の向上
3. より高いコントラスト比
4. より広い色域
5. QD(量子ドット)技術とOLED(有機EL)パネル技術の融合
QD-OLEDはなぜコントラストが高いのか?
QD-OLEDは、OLEDの各ピクセルを個別に発光させることができるためコントラストが高く、従来の液晶のようにバックライトのオン/オフを駆動するバックライトユニットが必要ありません。暗いシーンを表示する場合でも、液晶はバックパネルをオフにできないため見え方によっては黒が灰色に見えることがありました。OLEDは黒いシーンを表示するときに点灯する必要がないため、真の黒を表現できます。これは、特にHDRコンテンツなど、多くの場面で大いに役立ちます。
極めて速い応答速度
現在は1ms(GTG)を強調するゲーミングモニターが多く見られます。OLEDは、1msより短い応答速度を実現し、0.03ms(GTG)を達成しました。OLEDがより速い応答速度を実現した理由は、発光メカニズムにあります。従来の液晶の応答速度は液晶パネルの構造によって限界がありました。最新の高速液晶技術でも、新しいOLED技術とは比べるまでもないほど差があります。OLEDが各ピクセルに個別に発光し、より速い応答速度で非常に鮮明な画像を提供します。
QD(量子ドット)とOLEDの出会い
従来、OLEDはカラーフィルタを使用してRGBを生成していましたが、光がカラーフィルターを透過すると、輝度が少し低下します。QD-OLEDは、有機材料が青色光を発し、QD層で直接RGB(緑・赤・青)を作り出すことでカラーフィルターが必要なくなりました。それにより輝度の低下を防ぎ、色域をさらに向上させることができます。
より薄く、より軽く
OLEDと同じようにQD-OLEDも軽く、薄く、柔軟です。OLEDの有機層は液晶の液晶層より薄いので、OLEDパネルは液晶パネルより軽くなり設置が簡単で省スペース化が見込めます。また、OLEDは自由度が高く、折りたためるスマートフォンなどに搭載されています。湾曲させやすいので、モニターだとより湾曲率を高めることができます。
知っておきたいOLEDの焼き付きのリスク
OLEDのデメリットは長期間使用していると画面が焼き付いてしまうことです。OLEDは有機材料でできているため、長時間同じ場所に静止画を表示し続けていると焼き付いてしまう可能性が高まります。新しい技術が登場したことで、パネルメーカーはQD-OLEDの寿命を延ばすと主張しています。MSIはOLEDモニターのメンテナンスを支援するため、「MSI OLED CARE」を開発しました。
QD(量子ドット)についての解説はこちら
https://jp.msi.com/blog/quantum-dots-technology-MAG274QRF-QD
https://jp.msi.com/blog/quantum-dots-technology-MAG274QRF-QD