通常、PCでWindowsが起動しない場合は、ブートデバイスを検出できないか、ブートデバイスに何らかの問題があって起動プロセス中にオペレーティングシステムを読み出すことができないことを示しています。起動プロセスでは、ハードウェアの準備を確実に整えるために、最初に周辺機器と各種デバイスが検出されます。次に、BIOSファームウェアにより、第一優先順位のブートデバイスからの起動が割り当てられます。そして、割り当てられたブートデバイスから読み出され、オペレーティングシステムが起動します。

下記のトラブルシューティング手順を実行してください。

ブートデバイスを正常に検出できることを確認するには

BIOSブート設定を確認するには

F11で選択したブートデバイスから起動する

PCに接続された別のUSBデバイスがないかを確認するには

別のブートデバイスでクロス試験を実行してOSシステムファイルに損傷がないかを確認する

オペレーティングシステムを再インストールする

● ブートデバイスを正常に検出できることを確認するには

o PCの電源をオンにすると同時に[Delete] キーを押し続け、BIOSメニューに進みます。

o [settings（設定）] → [System status（システムステータス）]を順に選択してブートデバイスが検出されているかを確認します。

● BIOSブート設定を確認するには

o PCの電源をオンにすると同時に[Delete] キーを押し続け、BIOSメニューに進みます。

o [Boot（ブート）]をクリック → [Boot mode select（ブートモードの選択）]を選択します。

o 環境に応じたブートモードを選択します。Windows 7の場合は[LEGACY+UEFI]を選択し、Windows 8および10の場合はそれぞれ[LEGACY+UEFI]および[UEFI]を選択して、オペレーティングシステムを起動できるか確認してください。

o [Boot Option#1]を選択します。

o [Boot Option#1]が[UEFI HARD DISK]または[HARD DISK]に設定されていることを確認します。

o [UEFI Hard disk Driver BBS Priority]または[Hard disk driver BBS Priority]を選択します。

o [Boot Option#1]を選択します。

o [Boot Option#1]がブートドライブに設定されていることを確認します。

● F11で選択したブートデバイスから起動する PCの電源をオンにすると同時に[F11]キー を押し続け、BIOSメニューに進みます。ブートデバイスを選択して、オペレーティングシステムを起動できるか確認します。

● PCに接続された別のUSBデバイスがないかを確認するには

PCは、ブートプロセス中に、すべての周辺機器、パーツ、デバイスを検出します。USBデバイスは、ブートプロセスの速度を低下させることや、OSのブート動作に影響することもあります。すべてのUSBデバイスを取り外してからPCの電源をオンにし、Windows環境を起動できるか確認してください。

● 別のブートデバイスでクロス試験を実行してOSシステムファイルに損傷がないかを確認する

o オペレーティングシステムがインストールされた別のブートデバイスを使用して、Windows環境を起動できるか確認してください。

o 別のブートデバイスでWindows環境を起動できる場合、元のブートデバイスに異常があることが裏付けられます。

o 別のブートデバイスでもWindows環境を起動できない場合は、下記の手順でオペレーティングシステムを再インストールしてください。

● オペレーティングシステムを再インストールする

新しいブートデバイスを作成し、新しくインストールされたOSデバイスを使用して起動します。PCがオペレーティングシステムを起動できる場合、システムファイルが損傷していたことが裏付けられます。