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製品ニュース

MSI、NVIDIA DGX Spark搭載「EdgeXpert」に64GB モデルを追加―オンプレミス環境でのAgentic AI活用を支援―

October 02, 2026

AIoT Solutions

NVIDIA DGX Sparkプラットフォームを採用した新メモリ構成により、エンタープライズ向けエッジAI導入のTCOを低減

MSI EdgeXpert Adds 64GB

この度、MSIは、NVIDIA DGX Spark™プラットフォームを採用したデスクトップAIスーパーコンピューター「EdgeXpert」に、新たに64GBモデルを追加することを発表しました。
新しい64GBモデルは、既存の128GBモデルと同じプラットフォームを採用しながら、複数拠点へのAIシステム展開など、より多くの導入台数が求められる環境に適したモデルです。法律分野における知的財産ガバナンス、工場でのAI活用、オフライン音声翻訳、AIエージェントを活用した業務など、さまざまな用途に対応します。
また、NVIDIA Syncを利用することで、複数のシステムを接続したクラスターの構築や、1つのデスクトップアプリからCPUおよびGPUの稼働状況を確認することができます。

エッジ環境で実現する常時稼働型Agentic AI

AIがチャットボットから自律型エージェントへと進化するにつれ、ワークロードには24時間365日の常時稼働、複数ステップにわたる推論、そしてローカルデータへの直接アクセスが求められています。

NVIDIA DGX Sparkプラットフォームを採用したMSI EdgeXpert 64GBモデルは、1ペタFLOPS(FP4)のAI演算性能を備え、最大1,000億パラメータのオープンソースモデルをオンプレミス環境で実行できます。

主な活用例は以下の通りです。

  • 製造業:外観検査にAIを活用し、リアルタイムでの不良検出や対応を支援
  • 金融・法律:社内データを活用した不正調査や監査業務を支援
  • 医療・小売:業務データに近い環境で、文書作成や在庫管理などのAI活用を支援

2つのモデル、1つのプラットフォーム:大規模開発から効率的な展開まで

MSI IPC バイスプレジデントのEunice Huangは、次のように述べています。

「Agentic AIは、概念実証(PoC)から実際の業務環境での運用へと移行しつつあり、企業が求めるAIインフラも変化しています。128GBモデルのEdgeXpertは、200Bパラメータのモデルを実行する開発環境や、最大70Bパラメータのモデルのファインチューニングに適しています。一方、新しい64GBモデルは、複数の拠点にAIシステムを展開する企業に向けて、より効率的な導入を可能にします。」

一般的な導入ロールアウトでは、まず本社のAIセンターに128GBモデルを導入し、その後、支社、工場、小売店舗、規制要件の厳しい環境などへ64GBモデルを複数台展開することで、段階的な拡張を実現します。

主な特長

  • NVIDIA GB10 Grace Blackwell Superchip:1ペタFLOPS(FP4)のAI演算性能を実現
  • 64GB LPDDR5x統合メモリ:最大1,000億パラメータのモデルに対応
  • 優れた冷却性能:常時稼働型ワークロードにおいて、持続的なパフォーマンスを実現する設計
  • コンパクト設計:容積1.2リットル、重量1.2kgのコンパクトサイズ。静音性に優れた冷却機構を搭載
  • エンタープライズ向け接続性:10GbEネットワークに加え、システムのクラスター構築に対応する200GbE NVIDIA ConnectX-7 NICを搭載
  • 充実したソフトウェア環境:NVIDIA DGX OSおよびNVIDIA AIソフトウェアスタックをプリインストール
  • オンプレミス環境でのAI推論:データ漏洩ゼロ、完全なコンプライアンス対応、予測可能なTCOを実現

販売開始時期

「MSI EdgeXpert 64GBモデル」は、2026年10月23日より販売開始予定です。

MSI EdgeXpertの製品仕様およびエンタープライズ向けソリューションについては、以下の製品ページをご覧ください。
https://ipc.msi.com/ja/product_detail/Industrial-Computer-Box-PC/AI-Supercomputer/EdgeXpert-MS-C931.