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【注意事項】※必ずご確認ください※
●増設作業を行う前に製品に付属している製品保証書の内容を必ずご一読ください。製品保証サービスは製品保証書内に記載されている保証規定に基づいてご提供いたします。
●製品本体内部に貼ってある保証封印シール「Warranty Sticker Void if tampered」もしくは「FACTORY SEAL」を剥がしてしまった場合、破損させた場合には製品保証対象外となります。保証封印シールが破損している製品では初期不良対応の受付や無償修理の受付を行うことができません。予めご了承ください。
●増設作業を行う前に必ず製品に故障が発生していないか動作確認を行ってください。増設作業前に故障が発見された場合、必ず弊社のサポートセンターのお客様ご相談窓口にご相談ください。
●増設作業が原因で発生した故障や物理的破損は製品保証対象外となります。
●増設作業によって取り付けられたメモリやストレージ類は製品保証対象外です。増設したメモリやストレージ類に故障が発生した場合、メモリやストレージのご購入先販売店サポートセンターにお問合せ下さい。
●OSのインストールやパーティション変更(領域変更や圧縮・フォーマット形式の変更)などにより、リカバリーが出来なくなった場合、製品保証期間内でも有償修理となります。ストレージ類を変更する場合、必ず標準構成の状態でOSを起動していただき、BurnRecoveryを使用してリカバリーディスクを作成していただき、リカバリーディスクを使ってOS再インストールを行ってください。
●製品出荷時にインストールされているOS以外(市販されているOS、アップグレードによってインストールされたOS等)は製品保証対象外です。
【ご用意ください】
●プラスチック素材のオープナー
※マイナスドライバーや金属製のオープナーは絶対に使用しないでください。物理的破損の原因になります。
●精密ドライバー
●エアダスター、布のクリーナー、無水エタノール
※本体のクリーニングの際に使用します。
【必要に応じてご用意ください】
●USBメモリ(32GB以上)
※リカバリーディスク作成の際に必要になります。
●NVMe SSD用サーマルパッド等の発熱対策用品
※NVMe SSDの増設を行う場合には必ず熱対策用品をご用意ください。詳細は後述の【NVMe SSDについて】をご確認ください。
【必ず行ってください】
●増設用パーツを取り付ける前に各増設スロットに対してエアダスターなどでホコリを取りぞのいてください。また、メモリやSSDの接点はクリーナーや無水エタノールを使用して汚れを取り除いてください。
●増設スロットやメモリ・SSDの接点にホコリや汚れが付着していると動作不良や故障の原因となりますのでご注意ください。
【NVMe SSDについて】
●NVMe SSDはM.2 SATA3 接続SSDよりも読込書込速度が高速である一方、SSD本体がかなり発熱する特徴を持っています。工場出荷時の標準構成でNVMe SSDが搭載されている製品ではNVMe SSDの仕様に合わせた専用のサーマルパッド等を使用して発熱対策が施されています。サーマルパッド等は工場出荷時にのみ使用しているものであり、msiから提供は行っておりません。サーマルパッド等を使用せずにNVMe SSDを取り付けた場合、SSDや製品本体が熱の影響を受ける(読込書込速度の低下、OS動作不安定等)可能性がありますのでご注意ください。
開封後の動作確認終了後、以下の手順で増設作業を行ってください。
【リカバリーディスクの作成】
※この手順はメモリ増設のみ行う場合は不要です。標準搭載のSSDやHDDを交換する場合に必ず行ってください。
1.Vortex G25にUSBメモリを接続します。OSを起動して画面左下にあるWindowsボタンをクリックしてスタート画面を開き、「BurnRecovery」をクリックします。
2.「ユーザー アカウント制御」が表示されたら「はい」を選びます。
3.BurnRecoveryが起動したら「Next」をクリックします。
4.「USB」をクリックしてから「Next」をクリックします。
5.リカバリーディスク作成に必要なUSBメモリの容量と製品本体に接続されているUSBメモリの一覧が表示されます。用意したUSBメモリが必要な容量を満たしているか確認してください。容量を満たしている場合には該当するUSBメモリをクリックします。
6.「Next」をクリックします。
※選択したUSBメモリ内に保存されているデータは全て消去されます。必ず事前に必要なデータのバックアップを行ってください。
7.確認のメッセージが表示されたら「はい」を選びます。
8.リカバリーディスク(リカバリーUFD)の作成が開始されます。途中でBurnRecoveryを閉じたり、USBメモリを製品本体から抜いたりしないでください。
9.リカバリーディスクの作成が完了すると画面上にFinishと表示されます。「Finish」をクリックしてBurnRecoveryを閉じてください。
※一時ファイルが不要な場合には「一時ファイルを削除しますか?」にチェックを入れてから「Finish」をクリックしてください。
※リカバリーディスクを作成してもリカバリーパーティションが削除されることはありません。
【パネルの取外し】
◆注意◆
Vortex G25本体からパネルを外す際に物理的破損が発生しないよう十分に注意して作業を行ってください。作業中に発生した物理的破損は製品保証対象外となります。
1.本体裏面にある4か所のネジを外します。
2.下図でマークされた部分で本体とパネルの間にオープナーを差し込み、隙間を広げます。
3.下図の順番で本体とパネルの隙間を広げていきます。
※作業の際に力を入れすぎるとパネルが破損する可能性がありますのでご注意ください。
4.エンブレムがある方を手前側にして本体を置きます。パネルを手前側から持ち上げて奥の方へ倒します。本体とパネルはLEDケーブルでつながっているため、パネルを強く引きすぎるとケーブルの断線やメインボード破損の原因となります。
LEDケーブルは上図でマークされた2か所に配線されています。外したパネルはケーブルに負担がかからないようすぐ近くに置いてください。作業台に壁がある場合にはパネルを壁に立てかけてください。
5.メモリ・ストレージの増設
●M.2 SSD用スロットの仕様
M.2 NVMe / SATA3コンボタイプ、M Key、Type 2280
スロット数2 (1スロットは標準搭載のSSDで使用)
※標準搭載のM.2 SSDを取り外す場合、必ず事前にリカバリーディスクを作成してから取り外してください。
※M.2 NVMeを増設する場合、市販のサーマルパッドやNVMe SSD用のヒートシンク等を使用して熱対策を行ってください。
●HDD or SSD用スロットの仕様
2.5インチ、SATA3、9.5mm厚対応
スロット数1 (標準搭載のHDDで使用)
※標準搭載のHDDを取り外す場合、必ず事前にリカバリーディスクを作成してから取り外してください。
●メモリスロットの仕様
SO-DIMM DDR4-2400、1スロット最大16GB搭載可能
スロット数2
6.パネルを閉じ、4か所のネジを固定してください。
【OS再インストール】
※この手順はメモリ増設のみ行う場合は不要です。標準搭載のSSDやHDDを交換する場合に必ず行ってください。
◆注意◆
・リカバリーディスクを使ってOS再インストールを行うと製品本体に保存されているデータやインストールしたアプリやソフト、アカウントの設定は全て削除されます。
・リカバリーディスクを使ってOS再インストールを行う前に必ず必要なデータや設定のバックアップを行ってください。
・リカバリーディスクを使ってOS再インストール行う際、必ず製品本体にACアダプタを接続した状態で作業を行ってください。再インストール作業中は電源を落としたり、製品本体からACアダプタを抜かないでください。
1.製品本体に液晶モニタ、マウス、キーボード、ACアダプタとリカバリーディスクを作成したUSBメモリを接続した状態で電源ボタンを押して起動します。
2.画面上にmsiのロゴが表示されるまでの間にキーボードのF11を連打します。
3.「Pelase select boot device:」が表示されたら「USB」の文字が含まれる文字列もしくはUSBメモリの型番かUSBメモリのメーカー名が含まれる文字列を選びEnterキーを押します。
4.Recovery Systemの画面が表示されたら「Hard Disk Recovery」を選びます。
※作成したリカバリーディスクの種類や製品によってこの手順以降に表示される画面のデザインが異なる場合があります。
5.次の画面が表示されたら「YES」を選びます。
6.次の画面(最終確認)が表示されたら「YES」を選びます。この画面で「YES」を選ぶとOS再インストールが開始されます。OS再インストールが開始されると製品本体内に保存されているデータやインストールしたアプリ、ソフトは全て消去されます。必ず必要なデータや設定のバックアップしたことを確認してから「YES」を選んでください。
OS再インストールが開始されたら途中で電源を落としたりACアダプタを抜いたりしないでください。
6-1.「Select destination disks」の画面が表示されたら「Separate Windows OS ~」の左側にあるチェックボックスをクリックしてチェックをいれます。
「1.Restore Windows OS Partition to」がOSのインストール先ドライブ、「2.Restore the recovery partition to」がリカバリー領域のインストール先ドライブになります。 ※製品によってこの画面が表示されない場合があります。
7.OS再インストール作業が開始されます。
8.全ての作業が完了すると画面に「successful」と表示されます。
「OK」を押すとOS再インストール作業完了です。